【物書き】綺麗な文章、好きな表現を書いていくスレ 82 49 投稿を非表示 違反を報告 1ID:Lp3cxw 2020年08月14日 歌の歌詞でも漫画の台詞でも小説の一節でも、自分が「綺麗だな」とか「これ好き」と思った文章を置いてくスレです 11
夏は秋の背中を見て その顔を思い浮かべる
憧れなのか、恋なのか 叶わぬと知っていながら
通り雨が通り雨と 木漏れ日たちが木漏れ日と
名乗るずっとずっとずっと前から あなたはあなたでいたんだろう?
重力が眠りにつく 1000年に一度の今日
太陽の死角に立ち 僕らこの星を出よう
彼が眼を覚ました時 連れ戻せない場所へ
「せーの」で大地を蹴って ここではない星へ
(天気の子主題歌、グランドエスケープ)
(逆立ちしても何やってもこんな綺麗な表現思いつけないわ自分)
おお〜どんな文章が集まるか楽しみなスレですね
11借りもののからだのことを打ち明けてあなたはついに氷上の星 / 笹井宏之
遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった / 柳澤真実
だからこそ我々は、前へ前へと進み続けるのだ。流れに立ち向かうボートのように、絶え間なく過去へと押し戻されながらも。/フィッツジェラルド/村上春樹訳
8己の弱さや不甲斐なさに どれだけ打ちのめされようと
7心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け
君が足を止めて蹲っても
時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない
煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)
今 灰に塗まみれてく 海の底
5息を飲み干す夢を見た
ただ 揺らぎの中 空を眺める
僕の手を遮った
夢の跡が 君の嗚咽が
吐き出せない泡沫の庭の隅を
光の泳ぐ 空にさざめく 文字の奥
波の狭間で君が遠のいただけ
(ウミユリ海底譚)
君に出会って みんな出会って
”アタシ”であって良かったよ
何回言ったって足りないよ
声に出して 39(サンキュー)
あれ、なんだかアタシの名前みたい(笑)
今日もありがとう
跳ねる音粒 描いていく筆先
奏でて踊って 生まれてく輪の中で
泣きたくなること たくさんあったよ
でも、笑ってばかりだったな
39(曲名)より抜粋
ティラミスの、『私を元気付けて』っていうやつ。
2かっこいい…。
十二国記シリーズ「月の影 影の海」の一文「糸をまいたように雨がふる」。読んでだいぶ経った今でも覚えてる。主人公が絶望的な状態だったっていうのもあって、詩的なものを感じた。ここから状況が明るくなったし。
12ワインの涙
13↑アルコール特有の、グラスにまとわりついて流れ落ちるみたいな液体現象の表現らしい
「誰がこの私のひたむきの愛の行為を、正当に理解してくれることか。いや、誰に理解されなくてもいいのだ。私の愛は純粋の愛だ。人に理解してもらう為の愛では無い。そんなさもしい愛では無いのだ。私は永遠に、人の憎しみを買うだろう。けれども、この純粋の愛の貪慾のまえには、どんな刑罰も、どんな地獄の業火も問題でない。」
21「あなたは、いつでも優しかった。あなたは、いつでも正しかった。あなたは、いつでも貧しい者の味方だった。そうしてあなたは、いつでも光るばかりに美しかった。」
「私は、ちっとも泣いてやしない。私は、あの人を愛していない。はじめから、みじんも愛していなかった。」
太宰治の駈込み訴えで好きな箇所
100年というのは存外、世界の作りを変えるのには不十分な短さのようで、けれど人が生きていくには長過ぎる。/100年越しの愛/早乙女五月女
10腐小説の一節です。当たり前のことなんですけど、何か心に刺さるものがありました。
新美南吉の『ウマヤノソバノナタネ』というお話の、ナタネたちが蕾を開いて初めて外の世界を見た時の一文。
9【ヤワラカナ ケムリノヤウナ ハルノ アメガ 二三日ニチ フリツヅキマシタ。アメガ ヤムト マヘヨリモ イツソウ アタタカナ ヒノ ヒカリガ ソソギマシタ。
ソコデ タウトウ イチバン イタダキニ ヰタ ツボミガ オメメヲ ヒライテ 花ハナニ ナリマシタ。ソレカラ ツギツギニ ツボミタチハ 上ウヘノ 方ハウカラ 下シタノ 方ハウヘ ヒライテ イキマシタ。
「オオ マブシイ」
ト ドノ ツボミモ ハジメハ サケビマシタ。ソレハ ハジメテ ミル セカイガ イママデト チガツテ ピカピカ ヒカツテ ヰタカラデ アリマス。】
長くてすみません。
上手く言えないけど読む度に綺麗だな、と思い、なぜか泣けてきてしまいます。
スピッツの「優しいあの子」
7「切り取られることのない丸い大空の色を
優しいあの子にも教えたい」
って聴いた時いい歌詞だと思った。スピッツっていい歌詞多そう。
これは良スレ。
23すぐに文言を抜き出せるほど詳しくはないけど、やっぱり夏目漱石の文章なんかは、誤解しにくくてすっきり読める伝わりやすい文章のように思う。黙読していてもリズムが心地よくて読みやすいんじゃないかな。
あとは宮沢賢治の景色の描写はキラキラしてて好き。
「ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯や木の枝で、すっかりきれいに飾られた街を通って行きました。時計屋の店には明るくネオン燈がついて、一秒ごとに石でこさえたふくろうの赤い眼が、くるっくるっとうごいたり、いろいろな宝石が海のような色をした厚い硝子の盤に載って、星のようにゆっくり循(めぐ)ったり、また向こう側から、銅の人馬がゆっくりこっちへまわって来たりするのでした。そのまん中にまるい黒い星座早見が青いアスパラガスの葉で飾ってありました。」(宮沢賢治 銀河鉄道の夜)
漱石も賢治も青空文庫でフリーで読めるので、良ければ。
泉鏡花の天守物語、富姫のセリフから。
15「お顔が見たい、唯一目。……千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに」
昔の言葉遣いならではの美しさが何とも言えずロマンティックで好きです。
まだ天守物語を読んだことがない人は、天守物語よりも先に夜叉ヶ池を読む事をオススメします!
窓をあけると、鳶色に曇った空の果に、山々の峰続きが仄白く見られて、その奥の方にあると聞いている、鉱山の人達の生活が物悲しげに思遣られた。奥座敷の縁側に出してある、大きな籠に啼いている小禽の声が、時々聞えていた。 「あらくれ」 徳田秋声
10三人称の書き方だけど主人公の気持ちと周りの風景が上手く合わさってて刺さった。淡々としてるけどこういう丁寧で綺麗な描写は小説にしか出せないなってめちゃくちゃテンション上がった
グランドエスケープの歌詞もいいけど自分は「僕の心が僕を追い越したんだよ」とか「君を大丈夫にしたいんじゃない、君にとっての大丈夫になりたい」も好きだな。最初に聞くとどういうこと?ってなるんだけど何度も繰り返し聞いて考えるうちにじわじわとその意味に気づく感じ
9私が小さい頃、ママが言った。人は皆、生まれながらのスーパースターだって。彼女はそう言って、鏡の前で髪を巻いて、リップクリームを着けてくれたの。
19「ありのままに愛することに間違いなんてない。
だって神様は間違えたりなんかしないから。
だからお嬢ちゃん、貴女が顔を上げて、遠くへ旅立つ時。
この言葉を思い出してね」
私は私のままで美しい。
だって神様は間違えたりしないから。
私は正しい道を進んでいるわ。
後悔で自分を隠さないで。
ありのままの自分を愛せばそれで全ていいの。
私は正しい道を進んでいる。ねぇ。
私はこのように生まれてきたの。
レディー・ガガ/born this way より。
この曲でどれほど勇気づけられただろう。全てを肯定してくれる素晴らしい曲です。
「俺のことは傷つけてもいいよ」
4映画『心が叫びたがってるんだ』
自分の言葉で誰かを傷つけてしまうのが怖い女の子にむけた言葉。こんなこと言われたらそりゃ惚れちゃうよね…でも結局結ばれない恋で終わる。切ない
魍魎の匣の
14「せいぜい月の光を浴びるがいいよ」の流れ
不思議な女の子に魅了されるあの気持ちがすごく伝わってくる。
それと「ほぅ」っていう匣の声
あれだけで色々考えさせられる
一万年と二千年前から愛してる
10八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった
一億と二千年あとも愛してる
君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない
君がくり返し大人になって
何度も何度も遠くへ行って
見守る僕が眠れない僕がくしゃくしゃになったとしても
君の名を歌うために…
(創聖のアクエリオン)
「憶えていたいと思ったことを 憶えていたい」/キノの旅
13憶えていたいと思えるものに出会えた喜び、きっと忘れてしまうことへの哀しみ、憶えていたくないことを憶えていてしまっている苦しみ、それらの光景がシンプルに伝わってきて好き。
さァさァ 皆さん
15ちょいと こいつを 見てくんなァ!
天の國から やってきた
お天道サマの 御尊神
大神 アマテラスさまの 御尊容だィ!
つい さっきまで
お空で ニコニコ 笑ってたってェのに・・・
どういうワケだか ヘソを 曲げちまって
お陰で この世は 真っ暗闇だァ
・・・・・・これじゃ 表で
気持ちよく 昼寝も できないし
稲穂だって 萎れちまわァ
草や花は 片っ端から 枯れちまって
洗濯物も 乾かねェ
妖怪どもは 大手を振って
そこら中を 歩き回り
お祭り騒ぎと 来たモンだィ
そんな 陰気な 世の中は
誰も 望んじゃ いないだろォ?
・・・・・・それなら どうだィ
ここは一つ みんなで 力を合わせて
大神サマの ご機嫌取りと 行かねェか?
なァに
チョイと 天に向かって 手を合わせ
心の中で 感謝の気持ちを
捧げるだけだィ
・・・・・・年がら年中 神頼みってのも 情けねェ
たまには 神サマを 労って
少しは 苦労を
肩代わりして やろうじゃねェか
みんなの心が 届いたら
お天道サマも
機嫌を直して 顔を出し
浮世を あまねく
照らして くれらァ!
だって 大神 アマテラスさまは
ポカポカ陽気が ご身上の
お調子者 なんだからなァ!
そうだろォ アマ公?
聞こえてンなら 返事しろィ
この 毛むくじゃらァ!
ゲーム「大神」に登場する、イッスンと言うキャラクターの台詞です
言葉選びが好きです、ほんとに
恋をしたことはあるかい?ひどいものだろう?とても傷つきやすくなる。
10胸を開き心を開き、そして誰かが中に入り込みめちゃくちゃになるんだ。それまで防壁を築きあげ、よろいかぶとを装着し、誰も自分を傷つける事が出来ない状態だったのに、たった一人の愚かで他の誰とも何も違わないヤツを自分の人生に入り込ませるなんて自分の一部を与えるようなものだ。
誰もねだられたわけではない。ただキスとか笑顔とか、とるに足らないことをしただけだ。それでも自分の人生は自分のものじゃなくなる。
愛が人質を取るんだ。自分の中に入り込んできて食い散らかし、暗闇に放り出されて泣くことになる。想像だけではなく実際に傷つき、それは心だけでなく精神的な痛みだ。体中を引き裂く痛みだ。
愛が嫌いだ。
――ニール・ゲイマン/『愛が嫌いだ』
Cause you had a bad day
7You're taking one down
You sing a sad song just to turn it around
You say you don't know
You tell me don't lie
You work at a smile and you go for a ride
だって今日はついてなかっただけさ
またひとつ落ち込んで
ただ気分を変えたいから 悲しい歌を歌うんだ
あなたにはわからない なんて
嘘を言わないで なんて君は言って
笑顔を作って またどこかへ出かけるけど
(Bad Day - Daniel Powter )
元気がないときはぜひこの曲を聴いてほしいです。
はっぴいえんどの風をあつめての歌詞
8汚点だらけの靄ごしに起きぬけの路面電車が海を渡るのが見えたんです
ひび割れた硝子ごしに摩天楼の衣擦れが舗道をひたすのを見たんです
高度経済成長期に都市の様子が様変わりしていくのを表現した歌詞らしいけど、聞いたことも見たこともない文章と光景なのに曲聴いてるとイメージがすっと入ってくる所が好き
夏目漱石の夢十夜の第一夜。すべての文章が美しい。
15『同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
4本当はちょっと触りたい 南風やって来い
二度と戻らない この時を 焼きつける
同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
星を待っている二人 せつなさにキュッとなる
心と心をつないでる かすかな光』
スピッツ/涙がキラリ⭐︎
甘酸っぱくて大好きな歌詞です!
花(滝廉太郎のやつ)
20大人になってから歌詞見て凄い綺麗な日本語だと思った
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂のしずくも 花と散る
ながめを何に たとうべき
たかやんのみんなてんさい
4ルールーはもう死んだじいちゃんやばあちゃんが作った
すでに死刑宣告されてる僕らワロタ
そうなるくらいならうまいもん食って好きに生きて死のうや
最初っから無意味なんだ
どう生きる悩む君は天才
綺麗事じゃない褒め方が本当に大好き
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
14またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。
(略)
けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりのいくきれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
宮澤賢治「注文の多い料理店」序文
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変換ミスが二か所あったので直させてもらいました。
新しい季節はいつだって雨が連れてくる
6神社の中石段に座り
ボヤーッとした闇の中で
ざわめきが少し遠く聞こえた
線香花火マッチをつけて
色んな事話したけれど
好きだって事が言えなかった
君がいた夏は 遠い夢の中
空に消えてった 打ち上げ花火
(夏祭り)
今痛いくらい幸せな思い出が
10いつか来るお別れを育てて歩く
──20年間も カミサマを恨み続けたか
4そんなガラクタの体になってまで
己が運命に抗うか!
──恨んでなんかいない
俺は・・・・・・ ただ・・・・・・
妹の笑顔を取り戻したいだけだ!
うちに帰るぞ!エミ!
(ガラクタのカミサマ)
月が丘を行く 夜光虫を引き連れて
5手付かずの一日が何も言わずに終わっていく
洗い立ての太陽が僕らを優しく照らしている
雫(スキマスイッチ)
そっと耳をすまして 遠いとおい音楽
5君の小さな胸に 届くはず
(略)
耳をかたむけて 地球の歌うメロディ
あふれる音のなか ただ一つ 選んで
雨音 草の息遣い
風のギター 季節のメドレー
聞こえない ダイナモにかきけされ
人は なぜ 歌を手放したの…
ZABADAK 「遠い音楽」
ZABADAKの歌詞は好きなものが多い。
「二月の丘」とか「満ち潮の夜」とか。
くろい かぜが ないている・・・・・・
5おかした つみの かずかずが せすじを つたう。
(どちらもUndertale)
今も建造物の足元に澱む
1街は至る箇所が脆化しているが
エアロゾルで歪むパズルのピースは
動き続けている、止まる事も知らず
銅の芯線を黒い被覆が隠して
灰色に濁る空を分割する
幾度も一点への集束を過程に取り
果てぬトポロジーを形成していく
成長し続けるアーキテクチャ
雲を食らい珪素のように枝を伸ばして震うだけ
蔦の蔓の様ように絡みついて
不安定なままで 答えだけに縋りついているパズル
(WI[RE/ER]D PUZZLE)
寄り道、脇道、回り道。しかしそれらも全て道!
8私は、ずっと同じ私じゃないの!
昨日の私より!一時間前!一分前!
一秒前!
そんな私より、もっといい自分になりたい!
(プリキュア)
キノウがずっと重なって ミライにやっと届く時
2(ゆめゆめ)
「だれかが、何百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪のはながすきだったら、その人は、そのたくさんの星を眺めるだけで、幸せになれるんだ」
14サン・テグジュペリ「星の王子さま」
ほんの小さな ほんの小さな 心臓がひとつ寝坊しただけ
3(ナイティナイト) “死”という言葉をこんなぐっとくる表現をしていてすごいなぁと思います。
誰でも、好きなことを好きでいい!
(パレットダンス) 周りの意見に左右されやすいのですが、ああ、推していける限りは推し続けよう。と思えます。
あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか
1僕たちが知りたかったのは いつも正解などまだ銀河にもない
一番大切な君と 仲直りの仕方 大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある 問いなんかに用などはない
「正解」/RADWIMPS
18祭の映像がおすすめ
不思議なる 国をさまよい
4長き日を 夢見て暮らす
つかの間の 夏果てるまで
金色の 夕映えのなか
どこまでも たゆたいゆかん
人の世は 夢にあらずや
美しいのは花そのものではなく
4そう感じる心だと
もう誰も教えてはくれない
(略)
昔この国には妖精たちが住むと
信じた人がいた
こんな僕の中にも まだ住んでいるのだろうか
(さだまさし「さよなら にっぽん」)
責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって、『自分のため』の気持ちで結びつき、相手に執着する。その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです
5辻村深月/ぼくのメジャースプーン
はいて歩くと、いずれもみな右左わずかに違った音がするーー片方がクリンといえば、もう一方がクランと鳴る。だからその足音は、微妙に異なる二拍子のこだまとなって響く。
6ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が表現した下駄の音
思ってたより道は遠くて
4震える胸に勇気が欲しい
大きな声で名前を呼んで
行かなくちゃ
深い暗闇に迷いこんだ彼を 誰も助けてくれない
信じてる いつかこの愛が傷つき疲れた君を癒す時がくること
だから大きな声で何度も私の名前を呼んで
誰より早くたどりついてみせるよ 君のもとへ
固く縛りつけてる にぶい光の糸を捨ててあげる
朝が遠くなっても 雨がたたきつけても
君のもとへ
坂本真綾/マメシバ
優しい言葉の雨は乾く
2他人事のような虹が掛かる
なんか食おうぜ
そんで行こうぜ
これほど容易く日は昇る
HAPPY/BUMP OF CHICKEN
君が未来に雫す涙が 地球に吸い込まれて消える前に
2ひとりにせずに掬えるように、旅だった唄、間に合うように
命の数と同じ量の一秒 君はどこにいる 聴こえるかい
君の空まで 全ての力で 旅だった唄に気づいてほしい
流れ星の正体 BUMP OF CHICKEN
「泣くのは悪い事じゃないんだよ。心の声なんだよ。」
5この言葉で一体どれほど救われたか…
見ろ!人がゴミのようだ!
2(ムスカ大佐)
これだけでムスカ大佐の冷酷さ、傲慢さ?がよく現れてて好き
来世を夢みたって現在(いま)は現世(いま)
2「おどりゃんせ」っていう曲の一部です。ずっと来世は、来世こそは、って言っていたけど、結局今は現世のままなんだって気付かされました。
わずかに伸びた背は、そっと 僕の不在を責めるでしょ
5kaoling さんの曲「君とまた、会える日まで」の一節。全体的に懐かしさや切なさを感じさせる曲調だけど、この一文は特に凄い。本来なら喜ばしいはずの相手の成長が、「僕」の不在の時間を物語る。言葉によらない責めを感じ取った「僕」の苦しみを思うとただただ切ない。
あげ。
1人間の実相は刻々と変わっていく。
2無限分の一秒前よりも無限分の一秒後には、
無限分の一だけ愛情が冷めているかもしれない。
だから肝心なのは、想う相手をいつでも腕に抱きしめていることだ。
ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくことだ。
二本の腕はそのためにあるのであって、
決して遠くからサヨナラの手をふるためにあるのではない。
「愛をひっかけるための釘/中島らも 著」
「サヨナラにサヨナラ」より。
サラサラと淡雪をふり落とす松の梢の上に高く、二三の星が深淵の底に光る金剛石のように寒くまたたいていた。
2長与 善郎 『青銅の基督』
この温度は一瞬で
2奪われてしまうけど
記憶を君の胸にずっと
置かせてほしいから
絡まってほどけないよう
ややこしくなればいいよ
死ぬまで僕のこと引きずって歩いて
嗤うマネキン
夢を見るため僕らは夢のない世界を望んだ
2(リンカーネイション)
この投稿は審査待ちです。
太陽が欲しくて父を怒らせし日よりむなしきものばかり恋ふ
3春日井建という方が作った有名な短歌です。高校の授業でこの短歌を詠んだ時に心を揺さぶられました。
胸踊るものだけが 呼吸するこの季節に
2取り残されて 置いていかれてみようよ
今日から季節が 次へまたいだと
空と匂いと君の顔で すぐわかった
二割増しの無茶とか ガラにない背伸びとか
春秋冬の三つで溜めた 助走をいざ
一つの呼吸のたび君は 綺麗になった
忙しない だらしない 今までない 二度とこない
果てしない夏の予感
(RADWIMPS 「夏のせい」)
春雷(米津玄師) より一部抜粋
2・揺れながら踊るその髪の黒が
他のどれより嫋やか(たおやか)でした
すっと消えそうな真っ白い肌によく似合ってました
あなたにはこの世界の彩りがどう見えるのか知りたくて今頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった
・悲しくって散らばった思いも全てあなたがくれたプレゼント
・花びらが散ればあなたとおさらば
それなら僕と踊りませんか
宙を舞う花がどうもあなたみたいで参りました
・まだまだ心は帰れない
その細い声でどうか騙しておくれ
カラカラに枯れ果てるまで
本当に全部の歌詞が美しいから聴いたことのない方は是非聴いてみてほしい
森博嗣の「女王の百年密室」。
3主人公のミチルがデボウ・スホに別れを告げるシーンより。
「できれば、また来ます。お会いできれば、と思います。もし、お許しがいただければ、ですけど」
「ありがとう。言葉は、言葉だけなのに、でも、結局、言葉が嬉しいわ」デボウ・スホは微笑んだ。
結局言葉が嬉しい、というのが何だか腑に落ちたので。
誰かの為に咲かせたいワケじゃなくて 自分だけの為に在ればいい そうでしょ?
1(My first flower)
①正岡子規の短歌
2くれなゐの
二尺伸びたる
薔薇の芽の
針やはらかに
春雨のふる
②プリキュアのOPより
叶えたいより叶える私なんだ
③合唱曲「君が君に歌う歌」より
清流と濁流を乗り越え
倒れたら立ち上がり
汚れたらまた洗って
君は大人になっていく
他にも沢山あるのだけど、特に心に残っているフレーズに絞りました。
もし表記等が違ってたらすみません……
終わることのない悲しみを喜びに
3すべての失敗を成功に
溢れこぼれる嘆きを歌声に
魔法じゃない
じゃないけどできるよ
B'z /スイマーよ!
字が違っていたらごめんなさい
ねえ
3素敵なニュースだけ見たいなあ
夜空を目に眠れるなら
鈍く鈍くひずんだ頭は
きれいなことば認めない
幸せがちゃんと見えない
苦しいんだ ぜんぶ痛いんだ
ねえ
ただの霧になってみたいなあ
あの子を傷つけてみたいなあ
ねえ
人間って難しいなあ
人間って難しいなあ
上杉伶児 /ねえ、ねえ
覚えてないことも
たくさんあったけど
きっとずっと変わらない
ものがあることを
教えてくれたあなたは
消えぬ消えぬシルエット
大事にしたいもの
持って大人になるんだ
どんな時も離さずに守り続けよう
そしたらいつの日にか
なにもかもを笑えるさ
ひらりひらりと舞ってる
木の葉が飛んでゆく
KANA-BOON /シルエット
静謐の翼の上にのどけさが輪を描き
4風のささやきをとらえますように。
「風のささやきを聞け」チーワ・ジェームス著より
かなり昔に図書館でなんとなく借りて読んだインディアンの本。
この一文が何故か胸に刺さり、コピーして取っておいたのを、今探しだしてきました。
なんて美しい文章なんだろう。
インディアンが暮らしてた大地の広さ、迫害され消え行くインディアン文化の哀愁が感じられます。
残酷に続いてくこの路で
3例えばあたしが宝石になったら
その手で炎の中に投げて
眩暈/鬼束ちひろ
かたくなに夜に住み キミの夢を見る
2変わらない人をたずね 道に迷うよりも
終わらなくとどく声 はるか道の上
キミがまた歌う時 花は急いで咲く
Lotus / 平沢進
何にも寄りかからずにまっすぐに立っていられる針葉樹の冷たい凛々しさがほしかった。
1そうする間にも硝子の向こう側の決して触れることのできない場所で、綺麗な砂はたださらさらと落ちていった。
ともに松村栄子「僕はかぐや姫」より。
センター過去問で知って以来大好きな作品で、今のところ短編小説の中では最愛。
今僕が紡いでいく言葉のカケラ
一つずつ折り重なって詩(うた)になる
(ボクノート/スキマスイッチ)